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配管肉厚測定、内視鏡調査、X線撮影、配管抜管調査、排水管調査 診断方法をいくつか紹介します。
●はじめに:
ここで大事なことは、どんな診断方法があるのかよりも何を解決してくれるのかです。
下に書いたものは、いわば調査手法であって、調査と診断は別です。
配管の劣化調査診断では、配管の特徴を十分つかんで調査を行わないと、思うような結果は得られません。いつぞやは塩ビ管の劣化調査にX線撮影診断を頼まれたことがありますが、塩ビ管の劣化はX線には表れませんし、塩ビライニング鋼管の肉厚測定も無意味です。
また配管の肉厚測定だけで管の腐食劣化度を診断するのは無理があります。(むしろ無謀です)
いろいろな角度からの調査が求められるのが配管劣化診断の特徴でしょう。
下に書かれた一般的な調査方法で次のようなことが判明します。
■ 配管肉厚測定 → 配管残存寿命を計算できる
■ 内視鏡調査 → 配管内の様子が分かる
■ X線撮影 → 配管の腐食劣化度がある程度分かる
■ 配管抜管調査 → 配管の内外面が肉眼で見られ、詰まり、腐食がよく分かる
■ 排水管調査 → 排水管内の様子が分かる

配管設備劣化調査
ビル・マンションの衛生設備で特に問題になるのは、給排水管です。配管のトラブルは日常生活に重大な支障をきたします。給水管が漏水したので断水せざるを得なくなり水が使えなくなったら、排水管が詰まって使えなくなったら、とても不便なことは言うまでもありません。
さらにいざ更新・改修となると、外壁の補修や塗装の塗り替え、内装のリフォーム、機械の交換などに比べて、はるかにやっかいです。それは配管が床下、メーターボックス、パイプシャフトなど、建物の隠れた場所に施工されているためです。
ですから、配管がどのくらい傷んでいるか知ることは非常に重要なことです。また配管は外からながめても、いいのか悪いのかわかりません。ということで、いろいろな調査方法が使われています。
今お考えの調査方法は適切ですか?さらに言えば、その調査は本当に必要ですか?ある系統で4、5箇所も漏水しているような配管では、調査よりも応急処置をして、更新計画を前倒しにするしかないでしょう。また診断も肉厚測定だけ、内視鏡観察だけで判断すると誤診となる可能性があります。

給水配管の腐食・劣化
水道水が濁っていたり、飲んだ時にまずかったり、赤水が出たりしたら、受水槽、高架水槽や給水管など給水設備の調査診断と修繕が必要になります。ただ、そうした現象として現れる場合は最近少なくなっており、むしろある日、突然漏水したが、これが劣化によるものか、あるいは偶発的事故なのか調査する必要が出てきます。
漏水と一口に言っても配管の腐食・劣化から起こるものや、配管継手、弁のパッキンから、あるいは外部からの衝撃やウォーターハンマーなどや振動、衝撃からくる配管破損、破断などさまざまです。漏水事故がしばしば起こるようになれば経年劣化の可能性があり、詳細な調査診断をした方がいいと思います。
給水管には塩化ビニールライニング鋼管、硬質塩化ビニール管、ステンレス管、亜鉛メッキ鋼管など、いろいろな材質があります。いずれも、大ざっばな目安ですが、15年〜20年くらい経過すると老化したり、内・外面にサビが発生したりします。サビを放置しておくと、赤水が出てきたりします。さらに、サビはどんどん拡大して、管内面にサビコブとして残り、それによって管内部が細くなり水の出が悪くなるばかりでなく、給水設備に負担がかかり、故障の原因にもなるのです。
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塩化ビニールライニング鋼管
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ここ25年ほど前から給水管の主流はこの材質です。 継手材にもライニング材を使った「コア付き継手」が出てからは 継手ネジ部がいっそう錆びにくくなりました。
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硬質塩化ビニール管
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鋼材が一切使用されていませんので腐食はありません。 ただ施工が悪いと外れる場合があります。 衝撃や応力に対しては鋼管ほどの耐久力はありません。 |
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ステンレス管
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錆びにくい管の代名詞で給水管にはとても良いとされていますが、 材料費、施工費が割高です。 |
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亜鉛メッキ鋼管 |
白ガス管と呼ばれるもので、給水管でこの材質はほとんど見かけなくなりました。上記3種の管と較べ最も腐食しやすい管です。 |
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ここ25年以内に建てられた設備では、ほとんどの給水管は塩化ビニールライニング鋼管が使用されていますが、継手部分も塩化ビニルライニングが施されているとは限りません。そうした設備では、せっかく腐食劣化のない管であっても継手部分から錆びてくることがあります。
また内部からの腐食劣化が起きにくいとしても、外面は相変わらずの鋼管ですから、その保守管理によっては外面から腐食してネジ部が腐ることもしばしば報告されています。
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お客様の声
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◆ 調査診断してもらったおかげで、住んでいるマンションの設備の状態がよく分かりました。 これなら余裕を持って改修工事に取り組むことができます。(マンション居住者)
◆ 改修工事に踏み切れなかった施主の方から工事の受注ができました。 信頼度の高い第三者の診断報告書で分かり易く解説されていたので施主にも工事の必要性を 納得していただきました。(工事業者)
◆ はじめは大丈夫だろうかとやや不安もあったX線撮影診断でしたが、 給水管で見事、錆びコブをとらえ抜管工事に近い成果を上げられました。 肉厚調査と組合せ、顧客を説得できました。(配管業者)
◆ 塩ビライニング鋼管は半永久的と聞かされていたので腐食錆びコブを見せられ驚きました。 赤水がでるのも不思議はないですね。(マンション修繕委員)
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◇診断方法
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配管劣化診断:目視診断、漏水記録、補修記録調査、他以下の調査
配管肉厚測定
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必要機材: 肉厚計
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給水管など塩ビライニング管は内部のライニング材によって、内部の腐食による減肉がありません。よってこの方法は主に白ガス管で使用されます。原管の肉厚と比較して経過年数から換算すると残存寿命が求められます。
肉厚測定できるのは直管部分だけです。肝心の継ぎ手、ネジ、弁の減肉は判明しません。
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内視鏡調査
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必要機材: 内視鏡
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継手部、管端部の観察には有効です。観察時には一時的な断水を伴います。また内部の錆瘤の状況は観察できますが、錆瘤を除去した配管地肌を見ることは出来ません。よって管減肉の状態や減肉厚を測ることは出来ません。
内部が詰まっていたり、汚れが堆積しているとそこで調査は終わりです。その先には進めません。
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排水管調査
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必要機材: パイプカメラ
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排水管の異常などが発見できます。給水管本管(縦管)や排水管の調査、排水枡と枡間の調査にパイプカメラは威力を発揮します。 排水管は中に詰まった汚泥やスライムなどで調査できない場合がたまにあります。そんなときは先ず「高圧洗浄」をかけてから行うのが常識ですが、そんな状態であること自体、異常と判断され、調査の効果があります。ケーブル、角度の限度等があり万能ではありません。
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X線撮影
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必要機材: X線撮影装置 X線フィルム
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非破壊で断水を伴わず、使用中の管を外側から撮影し内部を見ることが可能ですが、撮影像の判読が難しく状況が良く掴めませんでした。 しかし当社の画像処理技術で格段に見やすいものとなりました。 満水した配管では150A程度の管径までが撮影の限界です。 撮影中は回り5mに人が入ることは出来ません。 人混みの場所・時間帯、入院患者がいる病室では調査できません。
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配管抜管調査
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必要機材他: 配管補修材 抜管工事業者
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サンプリングと呼ばれる方法。管内部が肉眼で目視でき、錆瘤の状態や、酸洗い後錆を除去した状態を一度に見ることが出来ます。 但し、抜管・復旧費用がかかるため、他と較べ割高で、工事中は2時間から半日間断水しますし、事後処理をうまくやらないと抜管工事の振動で錆があちこちに詰まりクレーム続出!その日の夜は寝られない事になります。ここにもノウハウはあるのです。
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問診・記録調査
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必要機材: なし
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漏水記録、補修・修繕・保守管理記録などと共に管理人さんや住民のアンケート調査などで過去・現在の問題点、現状の把握が出来ます。
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その他調査方法
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抜管に次ぐ簡易的な方法としてフランジ開放後内部観察して復旧すれば錆瘤の発生状況や詰まりなど内部の観察が出来ます。
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