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建物調査、躯体調査等ビル・マンションのコンクリート中性化深度測定調査です。
●はじめに:概要
コンクリート打設当時は、強いアルカリ性ですが建築直後から、築数年〜数十年経った建物は初期段階からの施工不良や経年劣化・酸性雨・排ガス・スモッグ・塩分等の影響で年と共に表面から徐々に中性化していきます。
コンクリートがアルカリ性を保っている間は鉄筋を保護しますが、中性化が進むと内部鉄筋の腐食が早まり、鉄筋の劣化が起こり、鉄筋が錆びてくると体積が膨張し、周囲のコンクリートにひび割れを発生させたり、カブリ部分の剥離をまねくことになります。これがコンクリートの爆裂といわれる現象で、建物を損傷して建物全体の強度に深く関わってきます。ですからコンクリートの中性化は、建物の強度に関する大きな要素なのです。
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中性化深度測定
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■ 測定方法 試験方法はフェノールフタレイン方法によります。作業手順は下記の通りです。
(1)
測定する躯体にコア抜きドリルでコンクリート片を抜き取る方法と、上写真のようにドリルで穴を開けながら削りクズをフェノールフタレイン溶液に浸けた濾紙に受け、変色の有無で調べる方法とがあります。コア抜きを行うとどうしても大がかりになり、補修も穴埋めに大変ですが、ドリルで穴を開けながら行う方法だと簡易的で同じ効果、しかも作業性も良く安価です。
(2)
中性化していない部分は赤褐色になり、中性化した部分は無色のままです。
変色の境界深度が中性化深度です。基準値については、下の計算式を使用します。
T=7.22X2 {T:コンクリートの材令、X:中性化推定深度(?)} →X2=T/7.22 |
この計算式は、打放しコンクリートの場合のもので、塗装面についてはその塗装材に応じた係数を 乗じることとなっています。

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中性化深度判定
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■ 何センチまでが判定「良」で何センチ以上が「不良」という事ではありませんが、一般的に考えるなら鉄筋のかぶり厚み以上の中性化深度は危険な状態です。またそこまで達していなくとも5cm以上の中性化深度は要注意で、これ以上の中性化が進まないための外壁補修をすべきでしょう。
外壁補修の工法はいろいろあるようですが、ここでは触れません。
■ また中性化が進んでしまった建物を再アルカリ化する工法なども有りますがかなり高価な工法で一般の集合住宅やビルでは使用されていないようです。
いずれにしろ、10年ないしは15年に一度といわれる外壁塗装の改修時には中性化深度を測定し、中性化が見られたら、これ以上の中性化進行を防ぐための対策を立てる事をお勧めします。
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 コンクリート中性化深度測定調査について |
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