設備機器の劣化はデータで判断?|有限会社ユネット
 ユネットの建築設備機器調査・劣化診断への取り組み(3)
設備機器の劣化は運転データで判断できると思っていませんか?

・温度、圧力、電流値、振動、騒音、回転数など劣化に関係ないデータの測定はしません。
 運転中の機器は、絶えず圧力、温度、流量等制御で変化します。
 それらと劣化度は関係ない場合が多くあります。


当社では機器の劣化度に直接影響を与えない部品や消耗品の劣化度を区別します。
図面や予備調査から建物と予算にあった調査内容を提案いたします。

 更新計画の準備としての診断空調能力や、冷暖房問題解決のための調査テナントサービス、また、オフィス環境
改善の為の調査などを行います

機器の劣化診断は諸々の計測器による測定で判断することはできません。
機器が100%の能力で稼働してない大半の理由は劣化ではなく、制御によってフル運転していない
からです。


(1)熱源機器の大半は起動から2、3時間後には暖房・冷房とも落ち着き、フル運転が続くのは稀です。
(2)空調機は、出口のダンパー、制御機構(VAV,CAV)などにより、風量、静圧は絶えず変化します。
(3)ポンプは、吐出弁、二方弁、三方弁により、水量、吐出圧、電流値は絶えず変動します。
(4)ファンはポンプ同様よく故障しますが、その大半はモーター及び送風機の軸受けベアリング、Vベルト、
   プーリーです。


※ 車に置き換えてみて下さい。最高速度がでなくなったからと、車を買い換えますか?
車も空調機同様、エンジン、ミッション、タイヤ等、ありとあらゆる物が交換部品として取替可能です。
しかしながら老朽化していく中で、修理や維持費、燃費など、総合的に考え、ビルの場合も使用形態や経済性、
安全性、省エネルギー性などの観点から判断すべきものと考えます。


一方、能力調査では機器の運転を100%に設定して各種データを採取しますが、季節的要因、運転上の制約から100%の負荷をかけられるのは稀です。
工場、プラントでは軸受けベアリングから発生する異音で事前のチェックが可能ですが、設備機器では直接生産に
結びつかないため、そこまでの予防保全をしている建物はまず有りません。


→ 詳しくはユネットのサイト『建設設備の劣化診断・調査』のページをご覧ください。

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 ・熱源設備 ...... ボイラ、ダーボ冷凍機、チラー、ヒーポンチラー等(熱源機器全般)
 ・熱源補機 ...... 冷却塔、循環ポンプ、真空ポンプ、ヘッダー、熱交換機等
 ・空調機器 ...... AHU、外調機、ヒートポンプ、FCU等
 ・衛生機器 ...... 受水槽、高架水槽、ポンプ、陶器等


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